秘密裏の活動について(※現在休止中)

やるべきことがあって、今年の抱負を上げたきりになっておりました。ここしばらくは特に記録しておくべき出来事もなく。2月と3月はイベント?満載、色々吸収・勉強していく予定。・・・とここで今回の記事を終えるのもなんなので、私のちょっとした趣味嗜好を訴えておきたいと思います。意味あることかどうか不明ですが・・・
もともと熱しにくく冷めやすい性分で、熱した場合はとことん凝ります。自分で制御できなくなるので、歯止めがかからず暴走します。何のことかと申しますと、ファン活動。世間ではおっかけとかオタクとか、マナー違反あるいは法令違反なストーカーとかありますが、それほどではない。当人にはもちろん迷惑はかけませんし、そんな勇気もありません。ただ、いわゆるATMと言われる類のファン。収入(=身分)不相応なほど固執してしまう。諦めるということができません。全国ツアーとか、お財布事情がすごいことになります。全公演観たい。ちなみに、ファンの間ではコンサートを観覧することを「参戦」と言います。日本全国ツアー、各所全日程全公演に参戦するなんて理解できないと一般の方は思われるでしょうが、一部のファンにはそれが自尊心だったりするのです。いや、素直にただただすべてを目に焼き付けたい、見届けたい、声援を届けたいという殊勝なファンもいらっしゃると思います。鑑です。でも、私はそういう模本的なファンではなく、ただ私利私欲で参戦したい。応援するために参戦するのではなく、夢の時間を過ごして元気をもらうため、そして新しい楽しみを発見するために欠かさず参戦したいという気持ちが100%です。
だから、自分がATMだという自覚はありません。なので、支出のことでお小言を言われたところで、反省しないどころか、「人生一度きり、元気なうちに楽しいことしてなぜ怒られるのか?」と疑問が沸きます。
でも、お小言を言う人は居ません。
なぜなら。
秘密裏にファン活動をしているからです。
なぜ秘密裏なのか。
いい年齢して若い子に現を抜かしている自分が恥ずかしいからです。
というのはちょっと説明不足で、「いい年齢」の自分が「若い子」を「尊敬の眼差し」で「崇拝に近い思い」で「やや狂信的」に「溺愛気味」なことが恥ずかしいからです。
最初はそうではありませんでした。「エロティシズム」な「ドヤ顔」で「高い身体能力」を感じさせる「到底まねできないパフォーマンス」と「見事なプロポーション」にちょっと魅せられただけでした。
それが「苦労を重ねてデビューまでたどり着いた」秘話と「数々のいわれなき中傷やバッシングを恨むことなく」受け止めた事実を知って心を打たれ、ますます関心を抱きました。
そうして注目すると、「舞台の君主」が「リハーサルでも誰もいない客席に向かってブンブン手を振る全力少年っぷり」や、「少しむっちりしたつきたて餅ボディ」には「少々きつめの衣装に向かって『ボタンがぼくをいじめる』『めんどくさい!』と会話」するなど、予想だにしない言動の連続、その「ふり幅の広さ」「意外性」にすっかり堕ちてしまったわけです。
その程度はまだ、ファン冥利に尽きる、ってヤツです。恥ずかしくはない。「ほんとびっくりさせられるうー」「最高にかっこいー」「底なしにかわいー」と天真爛漫に応援するだけです。
彼に至っては、「汚れなき存在」だと本気で崇めているファンが少なくありません。一番の不思議は「女の存在の影もない」ほどの「潔癖」さ。これは本当にすごいことです。プライベートで出てくるのはすべて男絡み。「休暇中の慈善活動」然り、「義理堅いの代名詞」然り。「天使」とか「妖精」と呼ぶファンも多い。「百合」と花に喩えられもする。疑いの余地がないくらい「純粋」「誠実」「道徳的」な人。
どんなイメージ?と、耳(目)を疑われることでしょうが、ファンから実際にそう評されています。もし、結婚したら?相手の女性とのあいだに子供ができたなら?嘘だと受け止められないファンが結構いるはずです。
なぜならファンたちは、彼が自分を悲しませることをするはずないと、信じ込んでいるからです。彼は10数年のあいだ、ファンを大事に思ってファン第一でファンの幸せを願ってファンと一心同体の気持ちで、公人としての自分を軸に色々なことを犠牲にするような生き方をしていると思っています。他人からすると自分を犠牲に、と感じることも、彼本人からすると犠牲だなんて思ってもいないかもしれない、とも。ファンは彼を「聖人」のようと言っていますから。
そんなどうかしちゃっているファン、、、と自分を一旦一緒にしないのには理由があり、ファンから愛される彼の特長のすべてを受け入れられるわけではないことが一番。代表的なものでは、彼が時折靴紐が解けたまま公共の場を歩いていたり、リュックの肩紐がしょっちゅうねじれていたりポケットのファスナーが全開になっていたり、大人としてどうなの?って思うところはあります。そこは可愛いとか思えない。彼の演技を楽しんで観ることはあっても賞賛はできない。彼のすべてを肯定、絶賛するという立場ではないのですよね。でも、彼を丸ごと肯定してどんな彼をも最高評価するファンの気持ちが理解できるほど、私も彼に対してほぼ絶対的な信用を置いてしまっています。それを自覚した時から、彼のファンであることを口にできなくなってしまった、というのが秘密裏にしている理由。かなりイタいことを自覚しております。若い彼が誇らしくて仕方ないという、いい年齢した自分の傾倒っぷりがお恥ずかしい限りで、黙って彼のファン活動を嗜んでいます。そして私はずっとずっと、彼が自分の信用を裏切ってくれることを怯えながらも期待しています。その日が来ても、私は彼のファンで居続けられるだろうか。自分でも予想できません。彼だって生身の煩悩だらけの男だと安心して、ようやくファンであることを公言できるようになるかもしれません。
今年、昨日の彼の誕生日。彼は同学年と思しき大勢の男友達と女友達(非芸能人多数)に囲まれて30歳の誕生日を過ごしていました。
本当にいつも期待を裏切らない。相変わらずの意外性のなさだな、ちっ。と憎まれ口をたたきつつ、なんだかにんまり。実は今は、生まれ育った国の男としての義務を果たしている真っ最中の彼を追いかけることなく、彼を失っている時間も楽しみながら、彼の活動再開を静かに待っている最中です。彼は、2年後に怪物になって戻ってくると、他の人なら絶対に言わないようなことを何度もファンに言って活動休止期間に入っています。それも、普通の人とっては可笑しいでしょうけれど、彼のファンは感動して怪物になって戻ってくる彼を本気で待っています。私もですよ、ふふふ。彼は「約束を守る男」ですから。私のファン活動も当分秘密裏のままですかね。