映画『SHERLOCK 忌まわしき花嫁』

2月に久々に映画館に足を運びました!普段はもっぱらテレビ派、というよりも海外ドラマにはまることがしばしば。背景の大筋のテーマさえ分かっていると、時々見逃しても問題のない1話完結スタイルが自分向きだったようで、かつてはフレンズやERあたり、あとは順不同で、ダークエンジェル、デス妻、24、LOST、アグリーベティなどなど、今も続いているのはスーパーナチュラル、ウォーキングデッド、最近はスーパーガールもなかなか良いですね。視聴スタイルは変わってきていて、最初はNHKの海外ドラマ放送枠内で満足していたのをちょっとWOWOWに加入してみたり、お得感のあるケーブルテレビ局チャンネル主体になって、ハマるとDVDレンタルでイッキ見してきたけれど、今では気が向いたときにもっぱらhulu。
遅まきながら昨年その面白さに気づいたのが、シャーロックでした。huluでシーズン1〜3をイッキに視聴し終えて、次のシーズンが待ち遠しくてなりません。シャーロックとジョンの掛け合いが最高に面白くて、メロドラマや半裸のイケメンのアクションとかはどちらかというと求めていない私のニーズにぴったりだったのです。興味を抱いたきっかけは。映画スタートレックのリブート作の第2弾?の舞台挨拶付上映の鑑賞。ココリコの田中さん、栗山千明さんと会場を盛り上げていらした、あの悪役を演じていた俳優さんが登壇。主人公の敵役でありながら単なる悪者にはしない設定のためか随分と魅力的に描かれていたその人、場内に彼が現れると、途端に黄色い声援が飛び交って、えっ?!と驚きました。お初にお目にかかるベネディクト・カンバーバッチさんは、何と言いますか、お…おばさん?男性よね…?な第一印象、映画のカリスマは感じられない普通の気前の良さそうな、若干テンション高めの三枚目風貌だったのです。ただ、短い時間でサービス精神を出し尽くす姿が非常に好感度高く、とってもいい人!!!と関心を抱いたのがはじまり、彼のブレイクのきっかけとなったシャーロックというドラマに自然と興味が移ったわけです。続編を待ち焦がれる中、今年の元日に本国イギリスではスペシャルドラマが放送されることになり、日本では劇場公開という形でお披露目というニュースに心踊ってしまいました。自宅のテレビのサイズが40超えしている昨今、映画館での公開作は長らく待たずにDVD化される状況が当たり前になって、わざわざ映画館に観に行く必要が感じられなくなってしまった。今作は劇場公開用に作成されたわけでもないけれど、こんなにも待ったシャーロックの新エピソードを、また待つ選択肢、私にはありませんでした。前売り券を購入して待ちに待った公開初日。…ところで、映画って、土曜日公開初日だった記憶でしたが、今って金曜日になっているのですよ!知らなかった。予約可能となったチケットを即購入、もちろん初日の金曜日の夜仕事帰りに。悩みに悩んで予約した指定席は真ん中列の少し端より。私の鑑賞回、観客席の埋まり具合は今ひとつでしたね…でも、終わるのが23時過ぎる回ですから、ある程度居たことの方が驚き。日中働いて疲れて1週間、今日は帰ってゆっくり寝て、明日観たって良いわけなのに、平日のこの時間。この人たち、どんだけシャーロック好き?…という予想が当たったようで、上映中は遠慮なく大笑いする観客、複数名。もう、いちいち笑いたくて笑いたくて仕方ないって感じ。私ですが、イッキ見してから時間も経っていて、面白どころにあまり気付けなかったのが悔しいというか仕方ないというか。おそらくファンたちの半分も楽しめていないとは思うのですが、それでも自分なりに満喫。しばしば声を抑えて肩をひくひくさせ、時々置いてきぼりされている感もありましたが、最後は、あー面白かった!と、にわかファンでも十分楽しむことができました。
上映後は監督と脚本家、出演者のインタビューが流れたのですが。ん?ん?えっ?!と衝撃を受けたのが、監督と脚本家のインタビューで楽しげに話している人、マイクロフトに似てる。マイクロフトというのはシャーロックのお兄さんなのですが、マイクロフトを演じている知らない俳優さんに似ている。って、しばらく見続けて、ようやく同一人物だと気付きました。早く言ってよ!基本情報であろうに知らなかったわ〜。シャーロックと似ても似つかない首の長くてひょろーっとして人形とぬいぐるみの中間のような風貌の俳優さんが超エリートなシャーロックのお兄さんを演じていることに若干の違和感があったことは間違いなく、(監督兼脚本家)だからか!と(いうわけでもないでしょうが私的には)スッキリしたと言いますか。エピソードの説明は割愛というか書き出しても意味がないので省略します。ただ、次につながらなくてもいい感じなので、2年おきに3話しか製作されないシャーロックの状況、この後のエピソードが製作されることなく自然消滅なんてことになったら…と不安を感じます。ベネ様←突然そう呼びます、お仕事増えているのに俳優業を続たいという感じではなさそうで、しかもベネ様シャーロックを象徴するあの髪型がイヤみたいだし…。(今回は時代設定が現代ではなかったため、髪を切っても良いか?ということに相当こだわったらしく。)
昨年には、この春から新シーズンの撮影が始まるという情報が流れてはおります。無事のクランクインのお知らせを心待ちにしています!