諦めない、スノーボード

前回記事トマムスノーボードデビュー…そして結局スノーボードはどうしたのか?、です。
トマムスノーボードデビューレッスンを受けた晩、目を閉じると、ずずずずきゅっ!と超低速でゲレンデを木の葉落としで滑降する残像が浮かび上がってきます。あぁ、せめてロングターンまで習得したかった。出来るような気もする。もう一度チャレンジしたい。という気持ちを日常生活の中で漠然と抱きつつ、ふと立ち寄ったスポーツショップさん。店内入ってすぐ、お買い得商品のワゴンが置かれていたのですが。なんと。そこに、スノーボードブーツが、ぽつん、と。トマムから帰ってきて、スノーボード初心者の心得やら滑り方やらをネットで検索するなかで、何回か目にした、ブーツだけは購入した方がよい、というフレーズ。それがよみがえり、迷うことなく手にとってみました。好みのデザインではありませんでしたが、まずは値下げ後価格、5000円。!!!!…これは、ある程度の品物であるなら購入してしまって良い???みたところのサイズも問題なく、試着してみたところ、なんて安定のホールド感。
どこにも違和感なく。これ、買います。買わない理由が見つからないですもん。敢えて言うなら、スノーボード、続けるのかと。続けましょう!買いましょう!ということで、下調べもせずに購入したブーツはatomicのもので、店員さんから勧められたダイヤルで締め上げるタイプではないですが、もう十分な作り。購入後に調べたところ、atomicとsalomonは同じ工場で製品を作っているとか、しっかりした物のようで一安心です。
仕事で抱えるストレスを発散できる場を探していたことあり、週末に日帰りでスノーボードしに行こうかと調べたところ、岩原スキー場が目にとまりました。越後湯沢駅から無料バスで10分程度の場所にある、初心者向きの広大なコースを持つスキー場です。自宅から90分程度でスノーゲレンデに行けたとは、目から鱗。JRのツアーですとリフト券も付いてお手頃料金。岩原スキー場スノーボード、ロングターン習得を目指すことにしました。
当日、快晴。オープン時間早々に到着し、ボードをレンタル。トマムではどこのボードなのかも気に留めませんでしたが、今回は情報を集めて乗り込んでおり、ちょっと違います。salomonのボードです。135cm。続けて場所を変えてスクールの申し込みです。レベルは下から2番目でご相談〜とさせていただきました。スクールまで時間があったので、緩い場所で両足装着してみたところ、立とうとすると、ズルズルーーーッ!となり、まったく立つことができず!ゆ、雪質のせい???おそらくゲレンデコンディションは良くはないけれど、むしろ引っかかってブレーキ効きそうなものですが…。諦めて、滑り降りてくるスノーボーダーの滑り方を眺め、ひたすらイメージトレーニングで30分ほど時間つぶし。
ようやくスクールレッスン時間になり、なんと下から2番目のレベルは私だけでマンツーマン、得した気分です。しかし、いきなり片足装着でリフトに乗るよう促され、やったことないので大緊張したものの、なんとかリフトを止めることなく着地できて第一関門クリア。ではサイドスリップしてください、と遠慮なく次の指示があり、出来なかったらどうしよう?!と焦りつつ、そーっと試みると、あれあれ???トマムでは感じることが出来なかった、自分の意思で行きたい方向に行きたい速度で進めて止まれることに成功している模様です。というわけで早々と木の葉落としの指示。これも同じく、なんか…滑れてるような?!
できてますね〜と、先生が認めてしまって、早速ロングターンのレクチャーに進みました。自分でなぜ滑れているのかがわかっていないので、本当に不安な気持ちでここまで進んでしまって、ちょっと待ってちょっと待って!な気持ち。先生の淡々とした説明で要領を教えてもらって、いざ挑戦。目線、とにかく目線なのだと。足の裏の体重移動はそんなに気にしなくていいみたい。いっきに下まで滑り降りたらどうしよう〜と恐怖の中、下に巻き込む人がいないことを確認して、思い切って、目線、手を進行方向へ、そして身を乗り出す。すると、あれあれ出来ている?!では、止まらずに連続してやってみましょう、と厳しい要求に、マジか〜?!と思いながらやってみると、なんだか回れているようです。なぜうまく行くのががわからない…コツをつかんだ感がない…ちょっと頭で考えると逆エッジになって吹っ飛びます。コツは…頭で考えないこと?そんな状況でレッスン終了時間が到来です。
終了後、帰りの新幹線までかなり時間があったので1人で滑ってみることにもチャレンジ。超低速でしたが、連続ロングターン。でも、お天気が良すぎて雪がグチャグチャになってきたら転倒も多くなってきたので、潔く切り上げ。トマムでは濡れなかったグローブ、びっしょりです…。あまりにも早く切り上げすぎて、越後湯沢駅でウロウロして時間を潰して帰宅しました。
翌日は今までにない全身軽度の筋肉痛になりましたね、さすがに…。
今シーズン、ここで終わってしまうと、次のシーズンが不安です。自分が滑れるのか、もう一度確かめたいという気持ちが沸々と。そしてまた日帰りスノーボードを決行したのでした。続く!