映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」鑑賞

祝日の水曜日ということで思いついたのが、水曜日をレディースデーとしている映画館で話題の映画を観るということ。特に観たい映画ならあえて水曜日を外すけれど、なんとなく観るならやっぱりお得な料金の方がよい。今日は、ファンタビことファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅の公開初日ということで、誰からオススメされることもなく、事前情報・知識のないまま、ふらっと観て参りました。
実は、ハリーポッターを読んだこと、観たことがありません。なぜ大勢の人たちが夢中になるのか?魔法学校?うーんー…と興味が持てないまま、ついには、もう今更…なところに来てしまい。あれほど廃れた感のあったUSJハリーポッターで巻き返したのも、大人たちが登場キャラクターの扮装で嬉々としている心理も、さっぱり理解できない状況で。もう一生縁がないと思っていた、J.K.ローリング女史作品。今回は続編と言っても別シリーズで大人が主役だし、これは観てみて外したとしてもいいかなというくらいの気持ちでまったく期待していませんでした。
結果。めちゃくちゃ良かった!!!
私が観た回は、ほとんどが落ち着き払ったいわゆる大人、そしてほんの一部に上映中もついおしゃべりの止まらない世代といった観客層。小さい子は見当たりませんでしたね。2時間、全部がファンタジーテイストでないから、ちびっ子はちょっと飽きるかもね。
全部がファンタジーテイストでない、←これ、予想外でした。公式サイトの事前チェックで、魔法動物の紹介ページを見て、あぁ…と若干後悔しかけたくらい、ファンタジーものが苦手。ファンタビは、虐待、縦社会、マイノリティといった社会の暗い部分も描かれていた。草食男子とか肉食女子とかの生態を巧妙にフォーカスする場面もあったり。なによりも、魔法ですべてが大団円というのが予想外に良かった。←ファンタジー苦手な現実派の私らしからぬ、我ながら意外。
初日だし、ネタバレするのも何なので詳しくは書きませんが、エディ・レッドメイン演じる魔法使いニュートが魅力的でした。カッコいいとかでなく。スラリとした体型、顔を少し隠すような垂らした前髪、人の目を見て話さないところ、異性よりも動物、学者。ノー・マジ(ノー・マジック。人間)のコワルスキーもよくある都合良く設定されるデブキャラと思いきや、終盤に向かうにつれどんどん好感度アップ、癒されたし、感動させられたし、まさかのコワルスキー終わりでしたもんね。誰が主役?笑。本来であれば、同性から反感を持たれそうな設定になりがちなセクシーキャラのクイニーも愛すべき肉食女子で物語に必要ないいアクセント。そして、魔法動物たちのそれぞれに役割があってしっかりと活かされていたのが良かった。
ニュートの写真たての女性、サラというのは、ハリーポッターシリーズに既出なのかな。そのあたりが続編で明らかになったりする?…続編観る気です。それくらい良い映画だった。最後に微笑んでしまう映画、やっぱり好きだな。お気に入りの映画がひとつ出来ました。IMAXでもう一度観たいなぁ〜
ところで。映画館によっては、飲食持ち込みご遠慮ください、というところもありますよね。個人的に、正規料金で観ない時には、できるだけ映画館固有のグルメを堪能するようにしています。ポップコーンが苦手なのでかなり厳しいのですが…。今日は、Dad's pies のアップルパイと普段は飲むことがない炭酸飲料(コカコーラゼロ)をいただきながら鑑賞しました。チュロスも美味しそうだったので、次の機会にはぜひ!こういうのも楽しみのひとつです。