今シーズン初スノーボードinトマム

年明けしてしまいましたが、昨年の出来事から今シーズン初めてのスノーボードについて記録します。

(↓以下、今年=2016年です)
先シーズン、今年の始めにリトライしたスノーボード。かつてどうにもならなかったのに、大きなドリフトターンが出来たことで初めて小さな手応えを感じ、ブーツやらウエアやら買ってしまったりでシーズンオフ突入。そしてようやく今シーズン到来で、早速ゲレンデに行ってまいりました。場所はまたもやトマム。今年の秋に星のや富士に宿泊してすっかり星野リゾートファンになり(未記録、そのうち書き起こしたい)、再びトマムタワーへ。
少々気が早かったようで、雪はしっかりあるものの、リフトが一機しか動いておらず。もともとこのコースでと思っていたので、私としては支障はなかったのですが。
ドキドキしながらリフトに乗り、最初はボードを持って広いところまで徒歩移動。トマムの雪は、細かい氷の粒という感じて、気温も低いので衣服に着いても溶けることなく払って落とせる。でも、あまり転びたくはない…。
8ヶ月ぶりにボードを装着。そうそう、ボードですが。予約してレンタルしたのですが、用意してもらったのは身長-7cmほどの長さ、両足は肩幅以上の距離まで開くこととなり。メリットはS字ターンがしやすい、デメリットは足が開きすぎてて転んでもすぐに立ち上がれずにジタバタ。このせいで、今までにない足の付け根あたりが筋肉痛になったりしました。
なんとか大きなS字ターンは描け。ただ、ドリフト時の減速っぷりがものすごい、音。どれだけブレーキかけてるんだか。この雪質だからひっくり返らずに済んでいるのか?ついつい調子に乗って適当にカービングターンしようとして、まぐれで出来ることもなく逆エッジで吹っ飛び、反省して休憩することに。
休憩も、ブーツ履いたままボードを持って部屋に戻れるのがトマムタワーの素敵なところです。寒い思いしたかな?たぶんしていない。
トマム。空いています。行き手を阻む座り込み集団もいない。スキーヤースノーボーダーが半々な印象。国籍は、日本1、他国9といったところでしょうか。結構な頻度で、スキーやったこたもなさそうな人たちが、止まり方を知らないまま直滑降で滑り降りてきたりします。恐。
恐いと言えば、私にも課題があり。ゲレンデにスマホを持参しまして。上着のポケットに入れておいたわけですが。リフトに乗って2周目、転んで止まった足元の先方に何かを発見。よくよく見ると、私のスマホ。…えっ?!と、ポケットをまさぐると、開いてました、ファスナー。落ち込みました。まさか自分が。1周目でもここで転び、立ち上がろうとジタバタした際にポケットから落ちていたスマホ、気づかなかった。大失態、反省。スマホの管理はもっと慎重にせねば。
今回タワーに2泊。ベッドルームとリビングに分けられたタワー2のお部屋は相変わらず素敵。窓の外の景色も非日常。
ブッフェもリッチで美味しく、トナカイさんのお出迎えまであってリゾート感も十分。目的のスノーボードはほどほどに満喫。
リフトに乗ったのは、二日間で9回とかなり少ないですが、実力体力的にもこれくらいが適当。無駄遣い感は否めませんが…。
せっかくなのでホテルのアクティビティ、夜間の水の教会見学にも行ってまいりました。予想以上の人出で厳かなムードではありませんでしたが、雰囲気は楽しめました。
チェックアウトまで部屋でのんびり過ごして、リゾートバスで新千歳空港に向かうも、悪天候で途中の夕張で高速道路を降りて一般道に。雲行きが怪しい。
一応定刻通りに到着した新千歳空港はカオス。カウンターに並ぶ列で移動もままならず。予約便は欠航になってはおらず、空きがないため搭乗便を早めることは出来ず。搭乗手続きまであと小一時間潰さねばということで、函太郎で6皿ペロリ。この時点ではまだ事の重大さがわかっていなかった…。小一時間のはずが7時間、次の手立てを打つこともできないままひたすら待つことに。
この日、新千歳空港近辺の悪天候で欠航250便以上という状況の中、なんとか帰ってまいりました。夜中到着でタクシー代も節約したいし空港で一晩明かしました。こんなソファーの広いところ、まん真ん中に陣取って。
もう奇跡的にここまで帰ってこられたことが有り難くて、始発電車を待って野宿?もまったく苦ではない心境でした。マスクとニット帽、耳栓があればさほど問題なくウトウト。警備員さんもいて、日本の治安の良さに感謝です。

映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」鑑賞

祝日の水曜日ということで思いついたのが、水曜日をレディースデーとしている映画館で話題の映画を観るということ。特に観たい映画ならあえて水曜日を外すけれど、なんとなく観るならやっぱりお得な料金の方がよい。今日は、ファンタビことファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅の公開初日ということで、誰からオススメされることもなく、事前情報・知識のないまま、ふらっと観て参りました。
実は、ハリーポッターを読んだこと、観たことがありません。なぜ大勢の人たちが夢中になるのか?魔法学校?うーんー…と興味が持てないまま、ついには、もう今更…なところに来てしまい。あれほど廃れた感のあったUSJハリーポッターで巻き返したのも、大人たちが登場キャラクターの扮装で嬉々としている心理も、さっぱり理解できない状況で。もう一生縁がないと思っていた、J.K.ローリング女史作品。今回は続編と言っても別シリーズで大人が主役だし、これは観てみて外したとしてもいいかなというくらいの気持ちでまったく期待していませんでした。
結果。めちゃくちゃ良かった!!!
私が観た回は、ほとんどが落ち着き払ったいわゆる大人、そしてほんの一部に上映中もついおしゃべりの止まらない世代といった観客層。小さい子は見当たりませんでしたね。2時間、全部がファンタジーテイストでないから、ちびっ子はちょっと飽きるかもね。
全部がファンタジーテイストでない、←これ、予想外でした。公式サイトの事前チェックで、魔法動物の紹介ページを見て、あぁ…と若干後悔しかけたくらい、ファンタジーものが苦手。ファンタビは、虐待、縦社会、マイノリティといった社会の暗い部分も描かれていた。草食男子とか肉食女子とかの生態を巧妙にフォーカスする場面もあったり。なによりも、魔法ですべてが大団円というのが予想外に良かった。←ファンタジー苦手な現実派の私らしからぬ、我ながら意外。
初日だし、ネタバレするのも何なので詳しくは書きませんが、エディ・レッドメイン演じる魔法使いニュートが魅力的でした。カッコいいとかでなく。スラリとした体型、顔を少し隠すような垂らした前髪、人の目を見て話さないところ、異性よりも動物、学者。ノー・マジ(ノー・マジック。人間)のコワルスキーもよくある都合良く設定されるデブキャラと思いきや、終盤に向かうにつれどんどん好感度アップ、癒されたし、感動させられたし、まさかのコワルスキー終わりでしたもんね。誰が主役?笑。本来であれば、同性から反感を持たれそうな設定になりがちなセクシーキャラのクイニーも愛すべき肉食女子で物語に必要ないいアクセント。そして、魔法動物たちのそれぞれに役割があってしっかりと活かされていたのが良かった。
ニュートの写真たての女性、サラというのは、ハリーポッターシリーズに既出なのかな。そのあたりが続編で明らかになったりする?…続編観る気です。それくらい良い映画だった。最後に微笑んでしまう映画、やっぱり好きだな。お気に入りの映画がひとつ出来ました。IMAXでもう一度観たいなぁ〜
ところで。映画館によっては、飲食持ち込みご遠慮ください、というところもありますよね。個人的に、正規料金で観ない時には、できるだけ映画館固有のグルメを堪能するようにしています。ポップコーンが苦手なのでかなり厳しいのですが…。今日は、Dad's pies のアップルパイと普段は飲むことがない炭酸飲料(コカコーラゼロ)をいただきながら鑑賞しました。チュロスも美味しそうだったので、次の機会にはぜひ!こういうのも楽しみのひとつです。

映画「シーモアさんと、大人のための人生入門」鑑賞

久々の日記は、シン・ゴジラ以来のロードショー鑑賞の感想です。金曜日の夜でだいぶ疲れが溜まっていたけれど、評判を読んで、心を浄化させたくて上映開始ギリギリ、シネスイッチ銀座に駆け込みセーフ。
金曜日レディースデーのせいかほぼ満席で、おひとり女子の鑑賞が多い印象。シネスイッチ銀座は飲食持ち込みを認めているせいか、おもむろに座席でお弁当箱を取り出して食べ始めたりして、もちろん保温タンブラーも持参している女子もいた。かなり慣れてるな〜。…この彼女、終盤寝息たてていましたけれど(^^;;
本作の監督は、俳優でもあるイーサン・ホーク。ちょこっと出演もします。彼が知り合いに紹介されたシーモアバーンスタインに惹かれて撮りはじめた映画で、平たく端折って説明してしまうと、元ピアニストで現ピアノ講師&創作活動されいる性格の良さそうなおじいちゃんの生徒さんへの指導内容と人生を振り返るインタビューに答えるドキュメンタリー。このシーモアさん、もうかなりご高齢なのですが、きちんとした身なりで、歩く足取りもしっかり、ソファーベッドからソファーへのメイキングもひとりでこなせるくらいのなかなかのお若さで、ピアノ経験ない私が言うのもなにですが、教え方も上手。というか、生徒さんとのコミュニケーションの取り方やユーモアが必要以上にも最低限にも思えるという、なんとも巧いさじ加減。朝鮮戦争を経験して心に傷も負っているのだけれど屈折していないし、基本的に素直な返しがあるので心地よくて好かれるおじいちゃんなのだろうなぁと。イーサン・ホーク氏も魅了されたわけで。
繰り返しになりますが、ピアノ経験のない私も今日シーモアさんの教え方を知って、ピアノの魅力がちょっとは理解できた気がします。シーモアさんに教えてもらった方々はもともと上手なのですが、指導後ではまたウットリするようなメロディを奏でたりして、楽器ってちょっとしたコツを習得するとこんなにも印象が変わるんだなぁと小さな驚き。シーモアさんの指導に対応できる生徒さんたちのスペックが凄いというのもあるでしょうが。
…と、感想を書いてはおりますが、所々眠気に襲われたのは間違いありません。通して流れるピアノの音色、繰り返されるメロディにリラックスしての鑑賞でした。ラストはシーモアさんがお客さんとの距離が程よく近い広さの会場でピアノ公演する場面。曲の最後まで演奏を終えますが、その後もう暫くそのまま場面は続きます。シーモアさんが言っていたのですが、音は消えてしまうものです。でも、良いピアノだとすぐに消えることはないと。演奏が終わったあとも消えないもの。それを何と呼びましょうか…余韻?確かに暫く続く余韻を感じて、それが消えた頃に思わず拍手したくなる。そして本編が終了しました。
邦題の、大人のための人生入門…ね。シーモアさんは、人生を美しく演じたい、と話していました。自分を演じる、なんて考えたこともないなぁ。しかも美しく演じる。そういう生き方もあるんだなぁ。かつては猫かぶりで理想像を演じていた頃もあったと思う。当然長続きしない。最近はほとんどが素で、時々必要があって本当の自分より良く見せようと気張る日はあるけれど、普段から意識できるほどの余裕が出来たら考えてみようか…。
上映終了後は、小さな売店にパンフレットを買い求める長蛇の列が出来ていました。先頭は60歳前後のおそらく夫婦で、店員さんのテキパキしていない対応に怒っているのが、通りかかった私にも伝わってくるくらいの明らさまな態度で、とんでもなく大人気ない!購入したパンフレットをそのまま渡されて、袋ないの?とイラついた口調。袋、あるのが当たり前ですかね。取りに行った店員さんに向かって、早くしてよと命令口調。去り際には、バカだからさ、と大きな声で聞こえよがしに…。よくもまぁこの映画を観に来たなと問いたい。この映画にもっとも似つかわしくない大賞を差し上げたい。あ〜っ気分悪っ…と思いながら地下通路を歩いていたら、和光でクリスマスディスプレイ。ここでひとしきり気持ちを落ち着かせて帰宅の途に。ひとりでお茶でもしようかと思ったけれど、あまりにも周囲が賑やかで、気持ちが削がれてしまった。遅い時間だったしね。でもまたシネスイッチ銀座の金曜日レディースデーで映画鑑賞したいと思います。気になる洋画が続々です。

映画「シン・ゴジラ」IMAX上映鑑賞

一度観ても展開についていけていなかった感のあるシン・ゴジラ、9/30からIMAXで再上映されるとのことで、早速観てまいりました。
IMAXでの鑑賞、期待も最大限です。会議シーンが多い本作ですが、蒲田上陸、品川での形態進化、夜の東京駅ひと暴れ、最終決戦、大画面と迫力の音響で観たらどんなゴジラが…果たして期待どおりでした。500円追加料金で、大満足です。
2回目なので、主に復習と確認をしながら、あっという間の2時間でした。1回目の鑑賞では、わけわからずに始まっていた巨災対。面々は泉さんが集めた各方面のエキスパートメンバーで、何をしても査定に響かないと最初にお許しまで出ているの、細かいセリフも結構重要!…って、泉さんってすごい!泉さんがこの変わり者メンバーを集めたからこそ、ゴジラを倒せたわけです。2回目にして気づきました。
巨災対の名シーンのひとつ、高橋一生さん演ずるオタクの安田課長が、市川実日子さん演じる一匹狼の尾頭課長補佐のゴジラのエネルギーは核分裂説が正しいことに気づいたシーン、大騒ぎで、両手を挙げてわーっ!わーっ!と喚いていたようにデフォルメされていましたが、実際には意外と普通にうろたえているだけでした。笑。続くごめんなさいっ!も、軽い感じでのごめんなさいでした。印象に強く残ったため、誇張して記憶されたのかな、すごいです。演技、巧いですよね。
初回は瞬きする暇さえありませんでしたが、今回は大きくて鮮明な画面で確認作業も捗ったうえに新しい発見がいくつかあったり。IMAXならではの発見は、何と言っても最後のゴジラの尻尾の先。1回目の上映では、正直良く見えなかったのですが、さすがIMAXなのです。おぞましい…。何これっ?!と背筋がぞーっ!とした瞬間に本編終了です。もう一回!とか無理。よく観たいなら、もう一度IMAXで気合で観るか、Blu-ray購入して静止画にするしかありません。
…どうするっ?!

映画「シン・ゴジラ」鑑賞

少し前に周囲で話題になっていたシン・ゴジラ、ようやく機会があって観てきました。7月29日からのロングランで、今頃…の感想ですが、観に行こうかどうしようか迷っている人がいたら、観に行くことをおすすめします!
以降、思い切りネタバレを含みます。
なんだろう、おすすめポイント。私自身、もう一度観たいなぁと思っているくらい、なんだかいろいろてんこ盛りな映画でした。最初から最後まで雰囲気で話の流れについていけてるような気がしていますが、本当のところは全然という感じで、細かいところなんて何にも理解できていないけれど、それなのに、面白かった〜と思えたのが不思議な映画でした。バリバリ現代の話なのですが、どことなくレトロ感があり、戦闘シーンよりも会議シーンが圧倒的に多くて、登場人物は政治家と官僚だらけの社会派ドラマ風ですが、演じてる役者さんたちは、設定が設定だけに大まじめなのですが、展開がよくわかっていなくてもところどころに思わず笑いたくなる場面、ちょくちょく。でも、笑って良いシーンなのかがわからなくて笑えずに悩んでしまったり。そんなものは取っ払って、とにかく楽しめばよかった、もう一度観たいなぁ〜と感じています。たぶん、原稿と防災服のところとか、どこに言ってます?のところとか、ラーメンのびちゃったところとか、カヨコが日本語の中でカタカナ語だけがやたらと発音が良かったりタメ口とか、まず君が落ち着けとか、最後の無人新幹線とか無人在来線の爆弾攻撃や口から注入のあたりって、笑っても良かったのよね?あまりにも展開が早すぎて、各所で笑い損ねてしまいました…。特に、ごめんなさい、のところ。ふっ…となりそうになった瞬間、もう既に場面が変わっており、完全に機を逸しました。追いついていなかったのは笑いだけでなく、途中まで長谷川博己の役名が矢口だとわからなかったし、最初に蒲田に現れたあれがゴジラだとも思わず、品川で進化したのを見てしばらくして、…あっ?!えっ?!これってゴジラ!と気づいた次第。登場人物だって、あれだけたくさんの俳優さんがちょい役で登場していて、気づいたのは前田敦子小出恵介斎藤工くらいだったというのも悔しい…。片桐はいりは面白かったですね。ちょうどあのあたりで、尾頭さんが矢口蘭堂に着替えを促したところ、要らないけれど、あって良いシーンでしたよね〜。矢口蘭堂を少し身近に感じられたりして。しかし「蘭堂」って名前も凄いです、最後の最後にそんなことを思う余裕がやっと出てきたり。登場人物の名前に追いつけなかったのは本当にもったいない。冒頭で、何々大臣は外遊で不在…との注意書きが表示されるのですが、あれはきっと後から登場する農林水産大臣だったのですよね、平泉成さん。そういった前段の説明の意味もきっといくつも今でもわからないままなのが悔しい気もする。観終わってから登場人物をおさらいしようと公式HP見たのですが、全然ですよね。俳優名の羅列しかなくて、wikipediaの方がはるかに詳細。それでもまだまだ足りず。パンフレットだともう少し詳しい解説が載っているのかを確認したくて売店行ったら閉まっていました。最終上映の悲劇。
取り留めなくなってしまいましたが、シン・ゴジラの魅力、結局のところ不明です。でも、なぜかしらまた観たいと思える不思議。できるなら、Blu-rayで一時停止しながら観たいという気もしています。…制作側の見事な術中にまんまとはまっているということか?!

「THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016 SPECIAL -ARE YOU A BELIEVER?-」8/27 福島あづま総合体育館公演

今年の8月も間もなく終わりますね。前回記事の夏休み活動第一弾の次はいきなり最終弾です。夏休み突入前の人気のない職場で強い冷房にやられてしまい、夏休みの間はずっと酷い夏風邪…。それでも中国整体やアユールヴェーダなどの自分にとっては年に1回やるかどうかの特別メニューを思いきってこなしたり美味しいもの食べに行ったり、でもこれって夏休みならではということもない?という事で別に記録しなくてもいいかなぁと時間経過とともに気付き始めましたよ。
最終弾となるのは、ザ・イエロー・モンキーの福島・あづま総合体育館でのライブ。友人との参戦の予定をして8/27宿泊ホテルの手配もしていたのですが、スケジュールや会場アクセス絡みで小さな問題がいくつかあり、行けるか行くかなかなか確定せず。画期的?なファンクラブチケットトレードも、譲るのはオールオアナッシングという…。さらに、いかなる場合も転売禁止であり本人確認をチラつかせるお知らせ、本来であればグッジョブ!なのですが、1枚手放すとなると同行者探しも必要になるし、ちょっと面倒でもあった。色々ありましたが結局ホテルはキャンセルして日帰り参戦してきました。
チケット届いて座席チェックしたところ、長野に続いてまたアリーナの微妙列。長野では前も横も男性集団でちょっと辛かったことを思い出して怯みました。あづま総合体育館情報は多くなく、座席に関しては行ってみないとわからないなぁというところがありましたが、スタンド席でも十分ステージと一体感を保てるのではないかしら?と、とにかく視野を確保したいところもあってスタンド席希望だったのですが叶わず。
当日、メンバーはステージサイドのスタンド席のお客さんと何度か接触していましたよね。その辺り、スタンド席の最前列って、ほぼ全員が女性でありませんでした?そこに居る女性の年齢層、一般的には高めですが、本公演的には若め?もしかしたら、アリーナに男性名義とおばちゃん名義を優先的に押し込んでたりして…という気がしないでもなく。私たちの座席はアリーナ全体配置ほぼ真ん中あたり、横に広くて縦に短い配置だったのでステージは近いし、ホールツアー一本釣り申し込み落選もここで取り返せた感がなきにしもあらず。爆。
会場のあづま総合体育館までの道のり。福島駅は、そんなに大きな駅ではなくて、東口と西口があり、東口にスタバ、ロッテリアミスドがあって、時間を潰しやすい。あづま総合体育館は西口側にあるので、直行シャトルバスは西口発。福島駅にはチャリティ参加予定ないにしては少し早めに着いて、小雨模様。東口を拠点にして、駅ビル内のスーパーで家のお土産に桃を購入し、さすがに持ち歩けないから、ライブには必要ない手荷物と一緒に駅のコインロッカーに預けました。東口のコインロッカーは、そんなに多くはないけれど、ちょこちょこ空いており、助かりました。ちょっと早い?と思いつつ、地下連絡通路を歩いて西口側に移動し、駅前ロータリーの一番北側に設けられたシャトルバス乗り場まで。シャトルバスにはすぐに乗れて、16:40に出発、17:00に会場の公園の降り場に到着。そこからあづま総合体育館まで5分くらい歩いて。雨が降っていたからでしょうか、入場は17:30でしたが、17:15くらいから開始されたかな。ファンクラブチケットと一般販売チケットの列が分かれていて、ファンクラブチケットのほうは身分証明書を用意しておくようにアナウンスがあり。ただ、本人確認はランダムに実施するのでご了承ください、とも。ファンクラブチケット列は傘をさしていることもあって長蛇になってしまっておりました。
福島公演。私、長野公演以来だから、3カ月ぶり。再結成して初めての長野は心が震えすぎて号泣してしまうほどだったのですが、何でしょう、福島では総じて平常心で臨めましたね。600秒前からカウントダウンが始まって観客の興奮ぶりも経験済みだし、圧倒されることもなく。一曲目は熱帯夜だった瞬間、あ、本当にツアーとは違うのね!って期待。で、出てきた吉井さんがやたらとかわいい。艶々とした髪の左サイドだけ耳にかけて若い子仕様なのが、よく似合う!あんな50歳間近、いる???奇跡の49歳。メイクも薄めで全く無理が感じられず、相当イケてました。
東北だからいつもよりいやらしくしてもいいよね?
ってMCもあり、本当に期待したのですよ、福島公演のセットリスト。jaguar hard painまでのアルバムからどれくらい披露してくれるか、嘆くなり我が夜のFantasyとか演ってくれたら、福島まで来た甲斐もある!と、ワクワク。でしたが、あれっ…、と終わってしまった。楽曲はツアーと被るところもかなり多くて、しかも短めで本編は2時間ちょうどで終わりました。鉄板の悲しきASIAN BOYでは電飾降りてこず、うん?というところもあり、何よりも、吉井さんが絶好調ではないなぁというのが気になってしまい。一晩中今までに出した曲全部演りたいと言っていたくらいだから気のせいかも。もしかすると、スピーカーと建物の構造の関係、音響のせいかも。でも、ちょっとクセを出して歌い続けてるところもあったし、とびきり調子が良いようには見えず、メンバーと楽しそうではありましたが、さすがに疲れてるのかなぁ?と何度か感じる場面があって私が集中出来なかったのが良くなかったかな。個人的なことをもう1つ言ってしまうと、アンコールラスト、JAMで終わり?!って言うのがあります。ツアーと同じなのね感、結局拭えず。みんな大好きなのはわかるし名曲だとは思うし、福島特別公演のラストとして相応しくないとは思わないけれど、そうですか…と、尻すぼみ感で若干盛り下がった気持ちで帰宅の途に。会場の照明が付いた瞬間に席を立ってシャトルバス乗り場に一目散にダッシュできるくらいLIVEの余韻に浸ることも全くなかったのは、3ヶ月前の長野との大きな違い。長野ではしばらく席を立てず感動に浸って退場後も帰らずにウロウロしたっけ。ラストのJAMのせいではなく、カナリヤ辺りから、ツアーと同じなのかぁ…という気持ちなり、勝手に興ざめしてしまった気もするし。
セットリストに関する感想とは別に、LIVEならではの良かったところ、もちろんたくさんありましたよ。吉井さんの渾身の匍匐前進やマイクスタンド振り回しを始めとしたパフォーマンス。相変わらずのワチャワチャさにもほっこりしました。ご本人は遠慮しきりというご様子でしたが、つるたにさんをメンバーの一員として前に出て上手下手へのステージ上を凱旋するように強めに促していたりの気遣い。ヒーセが吉井さんに中指立ててみせて、吉井さんが、解散だ!解散だ!メンバーに中指立てるなんて!って騒いだり。エマの顔に吉井さんが指でエロティックなことしたり。吉井さんがヒーセとエマを両脇にして肩を組んで楽しそうしていたり。本当に仲の良さがうかがえる。これを要らないと思う人もいるかもしれないけれど、そんな彼らを見ると、私は嬉しいし幸せな気持ちになる。アニーが最後に1人残って言ったとおり、毎日色々なことがあるけれどLIVE中は楽しむことに没頭して良い時間を過ごしたい。そう、アニーは8/27絶好調でしたね。情熱的だった。誰よりも輝いていたようにも思えます。話を戻して、イエローモンキーのLIVEはそれが可能なはずだから、また機会があれば参戦したい。でも、吉井さんも言っていたけれど、なぜチケット当たりにくいホールツアーなんだって。そのとおり、南関東は初日千葉のみ。地方は平日公演ばかりで会社員としては回避するのが賢明だし、追加公演あるとは思うけれど、抽選落選してファンクラブ辞めようかしらって思ったわ。このツアー、また各地の少年少女から虜にしていこうという思惑があっての設定なのかしら。子育てひと段落して旦那さんの稼ぎで好き勝手しているおばちゃんファンのおっかけの温床にもなると思うけれど…帰りのシャトルバスで、かなりうらやましい当選会話をしているイエモンよりちょい上の世代の東京在住らしき奥様たちがいたから、こういう方々もいるのかと、目からウロコでした。奥様たちが地方にドンドンお金を落とすなら良しとする。会社に拘束されている私は今回のホールツアーは潔く丸ごと諦めてその次のツアー発表を待つべきか。いつ頃発表あるかな。今回のようにツアー中に次のツアーが発表されるのなら、それほど待たされない。来年は25周年だし、ホールツアー以上の内容になるはず!でも吉井さん、やらないかもしれないって言ってたわよね…(;^_^A おそらく東京ドームでやれるように調整してくれているのではなかろうかと思います。ドーム公演、もちろん行きたいわ〜!

映画「秘密 THE TOP SECRET」鑑賞

夏休み活動第一弾で、「秘密 THE TOP SECRET」初日舞台挨拶生中継付上映を観てきました。丸の内ピカデリーの初日舞台挨拶付鑑賞券の抽選が外れてしまって、ならば自宅から近い映画館で、しかも福利厚生利用でチケット代が1,200円という絶好の機会であったので、数ヶ月ぶりのロードショー鑑賞。生田斗真くんは以前から気になる俳優さんでしたが、出演作品を最初から最後まできっちり観たことってなかったのではなかろうか…。気になるきっかけもバラエティ番組でのちょっとした発言。まだ少年だった斗真くん、あなたにとって至福の瞬間は?という趣旨の質問だったと思うのですが、彼はフリップで、二度寝、って答えた。アイドルらしからぬところも良かったし、あぁ!わかるっ!!!とすごく共感して以来、十数年来のにわかファン。
本作、先日職場の同僚とランチしているときに話題になって、マンガが原作だと教えてもらい。その作者の女性漫画家さんが他にどのような作品を描かれているか聞いたのですが、難解。SF、近未来の話?というところで話題が変わり、その後時間もなく、結局本作に関する情報がないままの鑑賞となりました。
ネタバレしないレベルの感想ですと、いやいや、斗真くんも岡田くんもスタイリッシュで。クールビズな働き人ばかり見ているから、あぁいうレトロなかっちり決めたスーツ姿は憧れますよ。しかもイケメンでしょ。


斗真くんは前髪を下ろしていてなんとなく子供っぽい印象、岡田くんの後頭部はワカメちゃん刈り上げラインまでスッキリとして前髪も上げて知的でデキる男の印象。この時点では岡田くんに軍配があがる感じ。話はとにかくヘビー。現代の病める事件がてんこ盛り。あと、ちょっとグロテスク。普段からアメリカの殺人事件捜査系ドラマとか観ている人には見過ごせるレベルかな。それと、性的タブーな話がNGの人には途中キツイかもしれない。ホラー的な演出も出てきます。…な割には、なぜか終盤以降が民放ゴールデンタイムでもOKなレベルにガラッと変わる感じ。そこの切り替わりに違和感。何でしょうか、テレビ放映時に編集しやすいような配慮をしたのかしら?
そして、上映後の舞台挨拶のこと。舞台に出るまでの裏での様子から生中継が流れて、登壇メンバーの仲の良さが伝わってきました。斗真くんは主演、座長だからなのか、一生懸命盛り上げようと尽くしてる姿が好感高く。そして、役柄からはかけ離れすぎの岡田くん、岡田くんにお兄さん風を吹かせている松坂桃李くん。この構図が良いし、気の良さそうな大森さんの存在もアクセント。女性陣は大人しめ…衣装は別として、栗山さんは凛としていて、物語の鍵を握る絹子役の織田ちゃんも頼りなさげで初々しいことこのうえない、いいバランス。
舞台挨拶は全般的にジャンケンに終始してしまった感が拭えず、ピカデリーの皆さんはきっと大ブーイングだったことでしょう…。斗真くんや松坂くんが仕切りに全国の劇場のみなさん〜と意識して呼びかけてくれたので、私たちは大満足なのです、ごめんね。
土曜日の朝にしては早めの時間帯で、広島の平和式典もそうだし、今回はリオオリンピックの開会式と被ってしまったり、巷ではポケモンGOが大流行りで、今彼らの舞台挨拶を観ている我々がそこより本作を優先したことを感謝する斗真くん。あれはリップサービスではなく本音だよね。映画を見に行くって、かつては一大イベントだったのが、最近はお手軽になり過ぎていて、上映期間を意識する必要性がどんどん薄まってきて。3Dとか4Dとか趣向を凝らしているところもそれほど魅力に感じなくて。でも、行ってみると面白さも伝わってくるものも家で観るよりずっと大きいよね。大画面でサウンドも迫力あるし、なにより2時間ひたすら集中できる。

ここからはあらすじネタバレ!






いきなりの結末ですが、第9に退職届を出した岡田くん演じる青木に斗真くん演じる薪が手渡したUSB。それを帰宅後に観た岡田くんが、世の中は捨てたものではない、って意識が戻らず寝たきりのお父さんの手を握って嗚咽して終わりました…と、正確にはそのあとに青木が見たらしき映像が流れます。それは、絹子が直接手を下さずに殺した全盲の幼なじみの少年の介助犬ゴールデンレトリバーの記憶で、幸せな日常の中で高校生の絹子が心からの笑顔をその犬に向けているというもの。青木にとって絹子は性や殺人に快楽を得る理解不能な異常犯罪者で、天職とも思える捜査官の職務を辞す決断に至るきっかけになった人物。絹子の異常性はいつからで何がきっかけであったのかは映画の中で明かされないまま絶命してしまったけれど、その犬の脳に残っていた記憶の映像化シーンでは、少なくとも制服姿の絹子からは純粋さを演じてる様子も異常性がうかがえる様子も見られず、青木は救われたのかなぁ…というところなのでしょうか?
薪も持病的な首の包帯?が取れて快復、正式に発足した第9を変わらずに牽引していくのでしょう。松坂桃李演じる鈴木を正当防衛で撃ち、殺してしまったという負い目も、鈴木が薪との友情や薪の第9にかける思いを大切にするからこそ浮かんだ死ぬ間際の幻覚を見られたことですっかりと晴れたのでしょうか。最後はみんな救われて明るい雰囲気で終わったけれど、冒頭の婦女暴行の被害状況を説明するセリフから、もうどんより…。これが実際にあることなのかと考えが及びそうになった時点で拒否反応が出そうになり。そこは長く続かずシーンが変わるから持ちこたえるけれど、全編を家で観るかというとちょっと厳しい。たぶん、逃げちゃう。映画館という空間に居るから向き合える映画です。
観終わった後でこちらのポスターを見たのですが、9人が持つ秘密。これ、すべてわかります?斗真くん演じる薪の秘密は、第9の捜査官自殺というのが実は松坂くん演じる鈴木の凶行と自分の正当防衛による発砲だったということ?松坂くん演じる鈴木の秘密は、吉川晃司演じる貝沼の連続殺人の原因が薪だということ、これは間違いない。岡田くん演じる青木の秘密、これは何だろう?薪が話していた、青木家惨殺事件のこと?大森さん演じる眞鍋の秘密は、現場遺留品の窃盗癖でしょう。
栗山さん演じる三好の秘密は、これは難しくない?私としては、かつての恋人鈴木を撃った薪を今は愛しているということなのかしら?と、あなたまで失ったら、というセリフから読んでみた。椎名桔平演じる溝口教授の秘密は長女絹子と関係を持ち、さらに絹子が殺人犯であることを知りながら自分が罪を被ったこと、リリーフランキー演じる斎藤医師の秘密は、、、なにからなにまで怪し過ぎますが、結局モルヒネを絹子に渡したのは斎藤医師なのかな?吉川晃司演じる貝沼の秘密は、28人(死刑執行後の皆既日食集団自殺も彼ということになるからさらに多い)連続殺人の原因が薪であったということ?、鈴木と同じ…?絹子の秘密で明らかになったのは、家族惨殺、幼なじみの少年の殺人、記憶喪失偽装とか父親との関係とか細かいところもあげるとキリがないけれど、どの時点で異常性が表れたのかはわからないままでした。
誰にでも秘密はあるわけで、解明の名目で死後に脳を覗き込むのって倫理的問題の議論になるとは思うけれど、凶悪事件の解決につながるなんて良いこともあったり、薪が会見で発言したように、コストダウンは間違いない。映画は死者に限られていたけれど、生きてる者だったら…?そこのところも考えさせられたりで、本当にお腹いっぱいになる映画でした。